洗濯とドライクリーニング

洗濯とドライクリーニングの話

洗濯とドライクリーニングの話

洗濯とドライクリーニングについて

  ワイシャツなどはクリーニング屋に出すが、汗などは水で洗濯した方が良いのに、何でドライクリーニングがいいのだろうか。無論脂質等は油分なので向いているのだろう。

 ドライクリーニングとは水を使わない洗濯という意味で、水の代わりに有機溶剤を使って洗濯する。この場合の有機溶剤は水と混ざり合わない油類を意味する。水はたいていの汚れを溶かすが、浸透力が強いため、染料までを落としたり、衣類を収縮させてしまうことがある。

 そこで用いられるのがドライクリーニング。水を使わず、有機溶剤を使うため、色落ちや型くずれなどがおこりにくい特性がある。主に油系の汚れを落とすことを得意としているが、逆に汗などの水溶性の汚れについては、ドライクリーニングだけでは落とせない。

 衣類に付く主な汚れの種類としては水および有機溶剤に対する溶解性から、3つに分類される。
 1.水溶性汚れ−水に溶けやすく有機溶剤には溶けにくいもの
  タンパク質、アンモニア、糖類、塩分等、汗や尿、食べ物が原因の汚れ。
 2.油溶性汚れ−有機溶剤に溶け、水に溶けないもの
  油脂類で、皮脂、化粧品、食用油が原因の汚れ。
 3.不溶性汚れ−水にも有機溶剤にも溶けないもの
  主にホコリやスス等の固形物。

 したがって下着やTシャツなどの洗濯では家庭での水洗浄で十分であり、クリーニング屋で水洗いするのはよほどの高級な素材や洋服あるいはドライクリーニング禁止の表示のものになってしまう。


 旅行して洗濯せざるを得ない場合は、夏に限られるか、服を少ししか持って行かない時か、予期せぬ事態により汚れた時であろう。夏の上海は蒸し暑く少し歩くと汗が玉のように出て、Tシャツが1日で着れなくなってしまう。あまり歩かない人やクーラーのある所で済ませられる人以外は、ほぼ毎日ホテルで洗濯する羽目となる。

 だが時間がないとホテルのクリーニングサービスを利用することになるが、僕は安ホテルに泊まるもんだから、ホテルによってはこのサービスが無く、受けられないことがあった。

 で、フロントに行き、「この近くにクリーニング屋はあるか?」、と聞いたところ、「あっち!」と指差してくれたけど、示された方に行けども無かった。で教えてもらった反対のほうに行ったらすぐに見つかった。

 いい加減なんだからと、歩き疲れ、ホテルの従業員に怒る元気も無くなり、見つけた夫婦でやっている小さなクリーニング屋に心配であったが水洗でお願いした。翌日出来上がったが、ズボンのしみが綺麗になくなっていた。

 東京のなじみのクリーニング屋で、水洗でやっても消えなかったあの場所にあったシミがである。僕は上海のクリーニング屋の水準の高さに驚いた。

 そういえば米国に移民した中国人のクリーニング屋は定評だったことを思い出した。東京のクリーニング屋は水洗についてはあまり期待しないほうが良いのだろうか。



 上海の人は洗濯好きだ。朝になると独特の物干し竿に洗濯物をかけ百花繚乱となる。路地を歩いていると、頭にしずくがたれてくるほどだ。僕は頭の毛が薄いもんだから、地肌に直接落下する衝撃は大きい。

 洗濯物については日本人が干すのを嫌がるようなものが平然とかけてあったりする。何年も着て、擦り切れたパンツや洗っても汚れが落ちていない下着等である。物を大事にする人が多いのかもしれないが、恥ずかしくないのかなと思ってしまう。

 ある時町の風情を一生懸命撮影していた。ふと脇を見るとお兄ちゃんがニヤニヤして指差しているではないか。其の先をみると真っ赤な女性のパンティが干してあった。俺はそんなもの写していない、とむきになって撮影していた。
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